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イングランド妊産婦のGBS感染症、死産や超早産と関連

2021年8月25日  専門誌ピックアップ

英イングランドで、妊産婦の侵襲性B群連鎖球菌(GBS)感染症発生率を検討。2014年のイングランド公衆衛生サービス(PHE)および国民保健サービス(NHS)データなどを用いて妊娠中または出産後6週間以内のGBS感染症発生率、PHEの手術部位感染(SSI)データを用いて帝王切開後のGBS SSI発生率を調査した。 その結果、2014年に侵襲性GBS感染症と診断された1601例のうち、185例(12%)が母体感染症と特定され、7例(3.8%)に流産との関連が認められた。胎児転帰では、死産(3.4% vs. 0.5%)と超早産(28週未満、3.7% vs. 0.5%)の発生率が全国平均を上回った(いずれもP<0.001)。SSIデータにより、帝王切開1000件当たりのGBS SSIの発生率は4.24(同3.51-5.07)と推定された。...