atogepantで片頭痛日数が減少

1カ月当たり4-14日片頭痛発作がある片頭痛患者910例を対象に、低分子カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗薬atogepant経口投与の有効性を第III相二重盲検試験で検討。主要評価項目は、12週間の1カ月当たりの平均片頭痛日数のベースラインからの変化量とした。 873例を有効性解析の対象とした（atogepant 10mg群214例、30mg群223例、60mg群222例、プラセボ群214例）。12週間の1カ月当たりの平均片頭痛日数変化量は、atogepant 10mg群－3.7日、30mg群－3.9日、60mg群－4.2日、プラセボ群－2.5日だった。プラセボと比較したベースラインからの変化量の平均差は、atogepant 10mg群－1.2日、30mg群－1.4日、60mg群－1.7日だった（いずれもP＜0.001）。主な有害事象は便秘（atogepantの3用量6.9-7.7％）と悪心（同4.4-6.1％）で、atogepant 10mg群に重篤な有害事象が2例（喘息1例、視神経炎1例）認められた。...