ワクチン接種で介護施設でのコロナ感染8-9割減

スペイン・カタロニア州で新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ワクチンBNT162b2（ファイザー社製）接種と、介護施設入所者、介護施設職員および医療従事者の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）感染、COVID-19による入院および死亡との関連を前向きコホート研究で検討。介護施設入居者2万8456例、介護施設職員2万6170例、医療従事者6万1791例を組み入れ、2020年12月27日から2021年5月26日までの最長5カ月間追跡した。 追跡期間中、介護施設入所者2482例にSARS-CoV-2感染が確認され、COVID-19にのため411例が入院し、450例が死亡した。同時期に、介護施設職員1828例および医療従事者2968例にSARS-CoV-2感染が確認されたが、COVID-19による入院または死亡は5例未満だった。ワクチン2回接種後のSARS-CoV-2感染の補正ハザード比は、介護施設入所者0.09（95％CI 0.08-0.11）、介護施設職員0.20（同0.17-0.24）、医療従事者0.13（同0.11-0.16）だった。介護施設入所者のワクチン2回接種後の入...