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米外科研修医の多くが性差別とセクハラを経験

2021年8月27日  JAMA Surgery

米国の一般外科プログラムに登録した研修医8129人を対象に、性差別およびセクシャル・ハラスメント(セクハラ)の被害経験を横断的に調査。研修医6956人(プログラム301種)から回答を得た(回答率85.6%)。 その結果、女性2352人中1878人(79.8%)および男性3288人中562人(17.1%)が性差別(P<0.001)、女性2415人中1026人(42.5%)および男性3360人中721人(21.5%)がセクハラ被害(P<0.001)の経験を報告した。性差別で最も多かったのは「医師だと思われなかった」[全体で5640人中1943人(34.5%)、女性2352人中1813人(77.1%)、男性3288人中130人(4.0%)]、セクハラで最も多かったのは「下品、屈辱的、露骨なコメント」[全体で5775人中1557人(27.0%)、女性2415人中901人(37.3%)、男性3360人中656人(19.5%)]だった。シニアレジデントはインターンよりセクハラの報告率が高かった(卒後1年目に対する卒後4-5年目のオッズ比:女性1.77、95%CI 1.40-2.24、男性1.31、...