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早期子宮頸がんの妊孕性温存手術、局所再発率5.0%

2021年8月29日  専門誌ピックアップ

1999-2018年の20年間にIA1期、LVSI陽性、IA2期およびIB1期の子宮頸がん患者91例に施行した妊孕性温存手術の経験を報告。凍結切片(FS)を用いた腹腔鏡下センチネルリンパ節マッピング(SLNM)後に骨盤内リンパ節郭清を実施し、陰性の場合は選択的子宮傍結合織摘出術を施行した。病理組織学的確定診断の場合は、初回手術の1週間後に単純子宮頸部摘出術(IB1期)または広範囲円錐切除術(IA1/IA2期)を施行した。追跡期間中央値は149カ月だった。 その結果、リンパ節検出率は1例当たり100%、片側(specific side)で96.7%だった。9例(9.8%)がリンパ節転移陽性と診断され、広汎子宮全摘出術を受けた。80例の妊孕性が温存されたが、4例(5.0%)に局所再発が見られた。死亡率は0.0%だった。...