脳卒中、発症6時間以内はMISTで転帰良好

大血管閉塞性脳卒中に対する最終未発症確認から6時間以内（early window）のMobile Interventional Stroke Team（MIST：包括的脳卒中センターの医師が一次脳卒中センターに出向いて血管内血栓除去術を実施）が臨床転帰を改善するとの仮説を検証。血管内血栓除去術を実施した大血管閉塞性脳卒中患者226例をMIST群とドリップシップ（DS、t-PA療法を実施しながら転送）群に分類し、early windowと最終未発症確認から6時間を超えた症例（late window）に分けて分析した。 その結果、early window 160例の90日時の修正ランキン尺度スコア0-2点達成率はMIST群の方がDS群よりも高かったが（54％ vs. 28％、P＜0.01）、late windowでは同等だった（35％ vs. 41％、P＝0.77）。early windowの患者退院時のNational Institutes of Health（NIH）脳卒中尺度スコア中央値はMIST群5.0点、DS群12.0点（P＜0.01）、late windowでは5.0点、11....