Atherosclerosis Risk in Communities(ARIC)研究の参加者1万2379例を対象に、糖尿病と感染症関連による入院および死亡リスクとの関連性を前向きコホート分析で検討。追跡調査は1987-1989年から2019年(中央値23.8年)まで実施した。 その結果、感染症による入院は4229例が確認された。潜在的交絡因子で調整後、ベースラインで糖尿病があった参加者は、非糖尿病者に比べて感染症による入院リスクが高かった(ハザード比1.67、95%CI 1.52-1.83)。この傾向は、感染症の種類によらず概ね一貫していたが、足感染症で特に顕著な関連性が認められた(同5.99、4.38-8.19)。若年者と黒人では、糖尿病と感染症による入院との関連性が強かった。感染症による死亡は362例と少ないものの、調整後リスクは糖尿病患者の方が高かった(同1.72、1.28-2.31)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異...
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