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アスリートのCOVID-19、下気道症状が競技復帰に影響

2021年9月2日  専門誌ピックアップ

英国の一流アスリートの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疾患パターン、症状持続期間、時間の損失(競技に完全復帰できなかった日数)を報告。2020年2月24日から2021年1月18日の間にCOVID-19と診断されたアスリート147例(パラリンピック選手25例)を対象とした。 その結果、症状は疲労(57%)が最も多く、次いで乾性咳嗽(50%)および頭痛(46%)だった。症状持続期間は中央値10日で、14%が28日超と報告した。時間損失は中央値18日で、27%が28日以上完全復帰できず、歴史的対照の非COVID呼吸器疾患(時間損失中央値6日、P<0.001、28日時点で4%が完全復帰できず)よりも長かった。18%に下気道症状(呼吸困難、胸痛、咳嗽、発熱など)が、症状持続(リスク比3.0、95%CI 1.4-6.5)および時間損失(同2.1、1.2-3.5)の相対リスク上昇との関連が認められた。...