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HIV患者の結核予防、短期治療で完遂率向上

2021年9月4日  Annals of Internal Medicine

抗レトロウイルス療法(ART)を受けている2歳以上のヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者4027例を対象に、結核予防の治療レジメン別の治療完遂率および有効性を無作為化比較試験で評価。rifapentine-イソニアジド週1回3カ月間投与を年1回2年間実施、年1回のみ実施、イソニアジド単剤1日1回6カ月間投与を比較した。評価項目は治療完遂率と24カ月時の結核発症とした。 4014例を解析対象とした(年齢中央値41歳、女性69.5%)。1年目の治療完遂率は、rifapentine-イソニアジド統合群(3610例)90.4%、イソニアジド群(404例)50.5%だった(リスク比1.78、95%CI 1.61-1.95)。rifapentine-イソニアジドレジメン2回治療群(1808例)または1回治療群(1802例)の結核発症率はほぼ同じだった(ハザード比0.96、同0.61-1.50)。...