ポートワイン母斑(PWB)患者108例を対象に、ダイナミック光干渉断層撮影(D-OCT)で評価した母斑の色に応じた血管特性を横断的観察研究で検討した。 その結果、患者の平均年齢にPWBの色との相関が見られ、若年ほどPWBの色が薄く、年齢が高くなるほどほど濃かった(P<0.01)。紫色のPWB群でピンク色のPWB群に比べ表層毛細血管叢の深さの平均値が有意に低かった。PWBの色には表層血管密度や血管径の有意差との関連はなかった。ピンク色のPWB群で、年齢の10歳増加に表層毛細血管叢深度が10.6μm増加、紫色のPWB群では16.2μm低下した。未治療病変で、紫色のPWBはピンク色のPWBに比べ血管密度が12.7%低下した。...
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