1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. ワクチン接種後の血栓症リスクは感染後リスクより低い

ワクチン接種後の血栓症リスクは感染後リスクより低い

2021年9月8日  British Medical Journal

英国の診療記録や国民保健サービスの入院データなどを用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種と血小板減少および血栓塞栓イベントリスクとの関連性を自己管理症例対照研究で評価。2020年12月1日から2021年4月24日までの間に2912万1633例が初回ワクチン接種を受け(アストラゼネカ社製ChAdOx1 nCoV-19ワクチン1960万8008例、ファイザー社製BNT162b2 mRNAワクチン951万3625例)、175万8095例が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査陽性だった。 その結果、ChAdOx1 nCoV-19接種後(発生率比:8-14日目1.33)とSARS-CoV-2検査陽性後(同5.27)に血小板減少症のリスクが上昇した。ChAdOx1 nCoV-19接種後(同1.10)とSARS-CoV-2感染後(同13.86)に静脈血栓塞栓症のリスク、BNT162b2 mRNA接種後(同:15-21日目1.06)とSARS-CoV-2感染後(同2.02)に動脈血栓塞栓症のリスクが上昇した。 2次解析から、ChAdOx1 nCoV-19接種後(発...