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ワクチン接種率9割で全寮制大学の安全な再開が可能か

2021年9月9日  Annals of Internal Medicine

米国で、大学での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する安全計画の策定に役立てるため、この秋学期に全寮制大学を安全に再開できるかをコンパートメント疫学モデルを用いた意思決定解析で評価。キャンパス内に在住または在勤する学生および教職員5000例の仮想コホートをモデルに使用し、1学期120日間の累積感染者数を推定した。 その結果、ワクチン接種率90%を達成し、感染防御率を85%、無症候性感染防御率を25%と仮定すると、累積感染者数をキャンパス人口の5%以下に抑えつつ、ルーチンの無症候者検査を要せずにキャンパスの再開が可能になることが分かった。ワクチン接種率が50%になると、未接種者への検査を毎日実施するか、検査頻度を減らしても厳しいソーシャルディスタンスの確保や医薬品以外による予防策を再導入するかしなければ累積症例数を同水準に抑制することができないことが推定された。...