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高齢者のAF検診で有害転帰リスク低下

2021年9月11日  Lancet

スウェーデンのハランドおよびストックホルムで、75-76歳の全居住者(2万8768例)を対象に心房細動(AF)検診の有用性を評価する多施設共同無作為化比較試験を実施(STROKESTOP試験)。対象者を検診実施群と非実施群に1対1の割合で割り付け、5年間以上追跡した。AFが発見された場合や未治療だった場合は、経口抗凝固薬で治療した。主要複合評価項目は虚血性または出血性脳卒中、全身性塞栓症、入院に至る出血および全死因死亡とし、intention-to-treat解析で比較した。 その結果、追跡期間中央値6.9年の主要複合評価項目の発生率は検診実施群31.9%(100年当たり5.45件)、非実施群33.0%(同5.68件)だった(ハザード比0.96、95%CI 0.92-1.00、P=0.045)。...