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早産と早期正期産で児の自閉症スペクトラム障害リスク上昇

2021年9月11日  専門誌ピックアップ

1973-2013年に出生し生後1歳まで生存した単胎出生児406万1795例を対象に、早産および早期正期産と自閉症スペクトラム障害(ASD)の関連をスウェーデンの全国コホート研究で検討した。 その結果、在胎期間別のASD有病率は、超早産(22-27週)6.1%、極早産から中期早産(28-33週)2.6%、後期早産(34-36週)1.9%、全早産(37週未満)2.1%、早期正期産(37-38週)1.6%、正期産(39-41週)1.4%だった。正期産に対する超早産、全早産、早期正期産の調整後の有病率比は、男児で3.72(95%CI 3.27-4.23)、1.35(同1.30-1.40)、1.11(同1.08-1.13)、女児で4.19(同3.45-5.09)、1.53(同1.45-1.62)、1.16(同1.12-1.20)だった(それぞれP<0.001)。この関連は、家族性(遺伝的または環境的)因子で調整後もわずかに弱まっただけだった。...