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CKD合併糖尿病の心血管転帰がfinerenoneで改善

2021年9月12日  New England Journal of Medicine

レニン・アンジオテンシン系阻害薬で治療中の慢性腎臓病(CKD)合併2型糖尿病患者7352例を対象に、非ステロイド系選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬finerenoneの効果を二重盲検プラセボ対照試験で検討(FIGARO-OKD試験)。尿中アルブミン-クレアチニン比(A/C比)が30-300未満かつ推算糸球体濾過量(eGFR)が25-90mL/分/1.73m2のステージ2-4またはA/C比が300-5000、eGFRが60mL/分/1.73m2以上のステージ1-2のCKD合併患者を対象とした。 生存時間解析の結果、追跡期間中央値3.4年での主要複合評価項目(心血管死、非致命的心筋梗塞、非致命的脳卒中または心不全による入院)の発生率はfinerenone群12.4%、プラセボ群14.2%だった(ハザード比0.87、95%CI 0.76-0.98、P=0.03)。副次的複合評価項目(腎不全、ベースラインからのeGFRの40%以上の持続的低下または腎臓死)の発生率はそれぞれ9.5%、10.8%だった(同0.87、0.76-1.01)。有害事象発生率に著しい群間差は見られなかったが、高カリ...