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抗PD-1抗体balstilimab、PD-L1陰性子宮頸がんにも有効

2021年9月13日  専門誌ピックアップ

プラチナ製剤による治療歴がある再発/転移子宮頸がん患者を対象に、抗PD-1抗体balstilimabの安全性と有効性を第II相試験で検討。主要評価項目は奏効率(ORR)とした。患者161例(年齢中央値53歳)を登録し、140例を有効性解析の対象とした。 その結果、ORRは15%で、5例が完全寛解、16例が部分寛解を得た。奏効期間中央値は15.4カ月だった。PD-L1陽性例のORRは20%だが、PD-L1陰性例にもbalstilimabの効果が見られたした(ORR 7.9%)。効果は扁平上皮がんの組織型に限定されず、子宮頸部腺がんの部分集団のORRは12.5%だった。病勢制御率は49.3%だった。頻度の高いグレード3以上の治療関連有害事象は、免疫介在腸炎(3.1%)と下痢(1.9%)だった。...