脂漏性眼瞼炎患者49例を対象に、ティーツリー油およびカモミール油を含浸させたスワブとベビーシャンプー(BS)による清浄効果を無作為化並行群間臨床試験で比較。8週間治療し、その後4週間中断した。 その結果、4週時の眼瞼炎症状に関するBLISSスコアはスワブ群3.6±6.1点、BS群6.3±4.5点(P=0.011)、8週時では1.1±2.8点、6.6±6.7点(P<0.001)、12週時では0.9±2.8点、5.7±6.6点(P=0.002)とスワブ群の方が有意に低かった。スワブ群で8週時の眼表面疾患指数(OSDI)スコアの改善が見られた(P<0.001)。両群とも治療開始4週後でも同等のニキビダニ減少効果がに見られたが(P<0.001)、シルマー検査や涙液層破壊時間などのその他のパラメータへの効果は両群ともに認められなかった。...
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