lanadelumab、HAE発作予防効果の長期持続を確認
12歳以上の1型または2型の遺伝性血管性浮腫(HAE)患者212例を対象に、完全ヒト型抗ヒト血漿カリクレインモノクローナル抗体lanadelumabの長期有効性および安全性を検討した(HELP OLE試験)。HELP試験からの継続(ロールオーバー)患者が109例、新規登録者は103例、平均治療期間は29.6カ月だった。 その結果、平均HAE発作発生率はベースラインから87.4%低下した。治療日数の平均97.7%で発作は見られず、投与開始から6カ月以上の発作の非発生率は81.8%、12カ月以上では68.9%だった。初回投与後から試験終了にかけて、血管性浮腫に関する生活の質質問票の総スコアおよびドメインスコアの改善が認められた。治療下有害事象(TEAE)発生率は97.2%で、注射部位疼痛(47.2%)とウイルス性上気道感染症(42.0%)の頻度が最も高かった。治療関連TEAE発生率は54.7%、TEAEによる治療中止率は2.8%だった。治療関連の重篤なTEAEや死亡の報告はなかった。...
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