多剤耐性C auris、迅速な介入で封じ込めが可能
2021年9月17日
Annals of Internal Medicine
米カリフォルニア州の高度看護施設(vSNF)と長期急性期病院(LTACH)計17施設で、急性期後ケア環境での多剤耐性菌Candida auris(C auris)感染の有病率と感染予防・制御(IPC)の実践状況を評価。 初回点有病率調査の結果、LTACHの3施設(100%)とvSNFの6施設(43%)からC auris感染例44例が特定された(1例目の血流感染は2019年5月に報告)。一連の点有病率調査および退院時検査により、2019年10月までにC auris感染が計182例確認された。配列決定した分離株81株はいずれもクレードIIIで高度に近縁だった。IPCの評価により、手指衛生、伝播様式に基づく予防措置、環境清掃に不備があることが明らかになった。集団感染は、2019年10月までに2施設にまで封じ込められた。...
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