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コロナ禍で若者の自殺関連救急科受診増加

2021年9月21日  JAMA Psychiatry

米カリフォルニア州の保険データを用いて、2019年と比較した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下の若者(5-17歳)の自殺念慮または自殺行動関連の救急科(ED)受診発生率を横断研究で検討した。 その結果、若者の自殺関連ED受診者数は、2019年が2339例、2020年が2123例だった。2020年3-5月の自殺関連ED受診発生率は2019年の同時期に比べて有意に低く(発生率比0.57、95%CI 0.51-0.63、P<0.001)、その後COVID-19流行前の水準に戻った。 女子の2020年6-8月および9-12月の自殺関連ED受診発生率は、2019年の同時期に比べて有意に高かった(同1.19、1.04-1.35、P=0.04および同1.22、1.11-1.35、P<0.001)。2020年9-12月の自殺関連の受診リスクは、精神的健康または自殺による外来受診歴のない若者(129.4%)およびED受診時に併存精神疾患が確認された若者(6.7%)で2019年の同時期に比べて高かった。...