緑内障、眼圧目標値未達で視野欠損が加速

3次医療施設で治療を受けた緑内障患者1688例2852眼を対象に、初回または2回目受診時に臨床医が設定した眼圧目標値達成状況が視野欠損に及ぼす影響を後ろ向き解析で検討。5回以上の視野検査および5回の眼圧測定データを分析した。 単回帰モデルの解析の結果、眼圧の測定値と目標値の差の1mmHg増加当たりの視野平均偏差（MD）の傾きの年間変化率は－0.018dB（P＜0.05）だった。疾患重症度が中等度で、眼圧目標値が達成できなかった眼で影響が最も大きく、眼圧の目標値との差の1mmHg増加当たりの傾きの年間変化率は－0.119dB（P＜0.05）だった。...