cagrilintide週1回投与が肥満治療に有望

長時間作用型アミリンアナログ製剤cagrilintide週1回自己皮下注射の体重管理に対する有効性、安全性および忍容性を多施設共同二重盲検プラセボ実薬対照無作為化用量設定第II相試験で評価。糖尿病がなくBMI 30以上の18歳以上の参加者706例（高血圧または脂質異常症がある場合はBMI 27以上）をcagrilintide（0.3、0.6、1.2、2.4または4.5mg、週1回）、リラグルチド3.0mg（1日1回）、プラセボ（6群）に無作為化により割り付けた。 その結果、治療前からの体重減少率平均値は、cagrilintide全群（6.0-10.8％、6.4-11.5kg）の方がプラセボ群（3.0％、3.3kg）よりも高かった（推定治療差3.0-7.8％、P＜0.001）。cagrilintide 4.5mg群では、リラグルチド3.0mg群よりも体重減少が大きかった（10.8％ vs. 9.0％、推定治療差1.8％、P＝0.03）。 主な有害事象は、胃腸障害（悪心、便秘、下痢など）および注射部位反応で、cagrilintide全群の方がプラセボ群よりも消化器有害事象が多かった（41-...