前回記事の通り、院長先生の気づきによって、アートを使った環境向上に大きく舵を切った、香川県善通寺の「四国こどもとおとなの医療センター」。医療現場のニーズを細やかにくみ取るさまざまなアート制作により、多面的な成果を挙げてきました。 患者さんや家族が日頃目にするスポットは言うまでもありませんが、ドクターをはじめ医療スタッフのための空間にも働きやすく、かつ心地よく過ごせるような、一貫したアートディレクション・コンセプトに基づいた設計がなされているのです。 それは、医局でさえも例外ではありません。...